民間企業に勤めていると、公務員っていいなぁなんて考えることがあります。
逆に公務員をやっていると、民間の方がマシじゃねぇかなんて考えることがあります。
こんにちは、最近TikTokを始めたぜっとんです。
今回はサラリーマンとして働いていく上で永遠のテーマとなっている「公務員と民間の違い」について、両方の経験がある僕が感じたことを書きたいと思います。
世間一般から見た公務員
「ノルマなし、土日祝休み、残業なしでも高給取り、仕事は机に座ってなんか適当にハンコ押すだけ」
僕が民間に勤めていた頃、公務員に対して抱いていたのはこんなイメージです。なんという偏見。もちろんそんな訳はありません。勤めてみるとわかりますが、彼らも命がけで仕事をしています。
しかし、僕が感じていたように世間一般でも、公務員=ヌルい仕事と考えている方はとても多いように思います。
そんな感情から地域の方達からはヘイトが集まってきてるんでしょうかね。僕は新人として窓口業務もやっていたのでいろいろな人を見てきましたが、彼らの多くは基本的にこちらにあまりいい感情を持っているようには見えませんでした。
どちらかというと、むしろネガティブな方が多めです。何かこちらに不備でもあった日には、罵声を浴びせたり、怒鳴って帰るなんて方もザラにいます。
実際の公務員は薄給激務で漆黒
それではそんな公務員に憧れて、試験勉強を始めた昔の僕のような方のために、実際の公務員がどういうものかお話しましょう。
「体育会系のような年功序列、上からの無茶振り、仕事の押し付け合い、老害の対応、閉庁してから仕事開始、毎日残業、イベント開催で土日祝なし、驚くほどの安月給」
いやーとても素晴らしい職場環境ですね(棒)
意外と知られていないと思いますが、公務員の給料は低いです。昇給が毎年安定しているので、40代後半~50代くらいでようやく高くなるわけです。
逆に言うとそのくらいまで勤め上げれば一般家庭よりは少し高給取りになるわけですが、そこまでの下積み時代がかなり長いです。
もちろんすべての公務員がこの通りとは言いません。主催するイベントを持たない、定型業務しかない部署もあるでしょう。ただ、世間のイメージとは明らかにギャップがあることは声を大にして言いたいです。
実は世間のイメージどおりの人もいる
では世間のイメージは完全に間違ったものなのでしょうか。これは実際に経験した僕の見解ですが「完全に間違っている訳ではない」というのが真実です。
公務員といっても広すぎるのでここは自治体職員としておきます。自治体の中にもさまざまな部署があり、いわゆる忙しい所と、それに比べて明らかにラクな所があります。
そんなラクな部署の管理職クラスの人たちの中に、たまにいるんです。定時に出勤、定時に退社、残業なし、土日祝休み、高給取り、ハンコを押すのが仕事、1時間に1回タバコ休憩、それ以外の時間は自分のデスクでネットサーフィン。これぞ世間が思い描く公務員そのものですね。(いや、そんなレベルじゃないな)
公務員の中にもごく少数ですがこういう社内ニートみたいな人も存在します。
公務員は決してラクな仕事ではない
とまぁ、中には例外もありますが、往々にして公務員は決してラクではありません。もし、ラクそうだなぁと思って目指しているのであれば考えをあらためた方がいいかもしれません。利根川先生も仰るように、彼らも命がけで金を得ています。
労働の理不尽さに対して低すぎる報酬、上の言うことには絶対服従、非効率な仕事の進め方
この極悪コンボが定年まで続くのかと思うと、僕は流石に辞めざるを得ませんでした。あなたがもしラクに高給が欲しい、土日休みたいからという理由で公務員を目指しているのであれば考え直した方がいいです。
人の為になる仕事がしたいという高尚な動機を持って公務員を目指しているのであればいいですが、少なくとも僕はそういう人間ではなかったので入ってみてイメージとのギャップに驚きました。そういう世界を知れたという意味では、いい経験になりましたが…
公務員は世間で思われているようなラクな仕事ではありませんよというお話でした。
でわでわー